拝啓

平素は大変お世話になっております。 

この度、14年間勤めた現事務所を独立し、来年1月から新たに事務所を開設することといたしました。 

2009年9月に入所して以来、現事務所の所長のもと、 弁護士としての基本的動作から大きな訴訟の取扱いに至るまで、多くのことを叩きこまれました。 

株主代表訴訟の原告代理人として、相当額の賠償を命じる勝訴判決を得た経験は、とても大きな糧と なりました。

個人で受任した事件においても、敬愛する音楽家の支援や英文翻訳、 入れ墨訴訟の弁護団 への参加、彫師の協会顧問としての活動等、好き放題に充実した仕事をすることができました。 

独立してからも、現事務所の出身であることを誇りに、 出身事務所の名に恥じぬ仕事をしたいと思います。 

新事務所の業務内容としては、これまでに携わってきた 1 会社法に関する業務(特に株主の権利 行使のサポート)、2一般民事事件 (相続、離婚、貸した金が返ってこないなど)、 3 刑事事件(特に起訴前弁護)の3つ(これらの英語対応も含みます) を柱としていく予定ですが、 新たな領域にも 臆することなくチャレンジしていきたいと思っております。 

慣れ親しんだ銀座の地に名残惜しさもありますが、 来年から東京で一番好きな街である四谷で働く ことを楽しみにしております。今後とも、より一層精進してまいりますので、皆さまのご指導ご鞭撻の ほど何卒よろしくお願い申し上げます。